IKDrums ドラムを語る!

ひたすらドラムを語るブログです

同時に叩く練習

曲を演奏する際に最も多くの割合を占めるのが、バスドラム、スネア、ハイハット(ライドシンバル)の基本3点セットでの演奏です。そのため色々なリズムパターンを練習することになるわけですが、手足が動けばいいというものではないのがドラムの奥深いところ。


例えば、こんなパターンを叩くとしましょう。

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すでに叩けるというドラマーが多いと思いますが、あえて細かく見てみましょう。



●まずは分解してみる

例えば、僕がこのパターンを丁寧に練習するとして、気を遣うのは1拍アタマのバスドラムを踏む動作とハイハットを閉じる動作が重なる箇所です。4拍ウラでオープンしたハイハットを、次の小節の1拍アタマで閉じるのと同時にバスドラムを踏むという動作です。

単純に両足を同時に踏み込めばいいのですが、そのタイミングが少しでもずれると1拍アタマの締まりが悪くなります。そこで、ずれを防ぐためにパターンを分解した限定的な練習をします。

つまり、バスドラムを踏む動作とハイハットを閉じる動作、正確に言えば、バスドラムのアタック音とハイハットを閉じたときに出る音をピタリと揃えることに限定した練習をするわけです。

もちろん、スネアとハイハットを同時に叩く練習も、バスドラムハイハットを同時に叩く練習も大切です。



●同時に叩く練習

手足をバラバラに動かす練習には多くの時間を割くけれど、同時に叩く練習を意識的にやったことがないというドラマーは意外と多いように感じます。同時に叩けているつもりでも、実は微妙にずれていることが多いんですね。

最初は右足と右手、右足と左手。慣れてきたら右足と両手、両足と右手といったように組み合わせを変えて同時に叩く練習に取り組んでみてください。ゆっくりなテンポ(100前後)で4分音符を叩くだけでもかまいません。

特に、右手でフロアタム+左手でハイハットオープン、閉じると同時に右手(または左手)でハイハットを叩く練習は後回しになりがちなので、あえておすすめします。

人間のやることなので、そこまで神経質にならなくてもいいのかもしれませんが、タイトなプレイを目指すドラマーにはぜひ取り組んでいただきたい課題です。